こんにちは!ゆめみるペンギンです。
今回はゆめみるペンギン(以下「ゆめペン」)が体験した管理栄養士の闇に触れていきます。
結論から言います。
管理栄養士は大変です。汗
管理栄養士について思うこと

ゆめペンは管理栄養士として老人ホーム、学校、幼稚園で働いた経験があります。
いろんな壁にぶつかりました。素晴らしい仕事だと思います。、、、が反面、闇もあります。
これから管理栄養士になりたいと思っている方はこれを読んでもう一度将来を見つめ直すきっかけになって頂けたら幸いです。
ちなみに、ゆめペンが学生の頃に管理栄養士の闇を知っていたら、進路を考えなおしていたと思います。そして今頃、自分に合った仕事を見つけてたくさん稼いでいたかもしれません。
この記事は、私と同じ経験をして苦しむ人がこれ以上出ないように願いを込めて書きました。
決して管理栄養士を否定しているわけではありません。
中には素晴らしい目標をもって仕事をしている方もいらっしゃいます。
職場環境と私の豆腐メンタルが最悪な化学反応をしただけで、すべての人が当てはまるわけではないと思います。
しかし
いいところばかりを取り上げて
「ゆめペンが言ってたのと違う!」
「大変な仕事ばかりやん!」
「こんな仕事ならやるんじゃなかった・・・」
となってほしくないんです。
”表と裏” いろんな方向から管理栄養士を見ていただきたくこの記事を書きました。あくまで私の実体験からの感想です。
管理栄養士の大変なところ8選

私は大学卒業後、管理栄養士の資格取得と同時に管理栄養士として働き始めました。
かわいいかわいいと甘やかされて育ったゆめペンは、生まれて初めて社会という場所に立ちます。お見込みのとおり、ゆめペンはそんなに要領のいい方ではありません。不器用です。
言い返すこともできない。
頼まれたことをノーとも言えない。
全てを背負ってしまったのです。そんなゆめペンの体験談いってみましょう。
1 部下は百戦錬磨の栄養士さん

当たり前ですが、皆さん幾多の死線をくぐってきた猛者ばかりです。ゆめペンと比べたって知識も技術も敵いません。
謙虚にまじめに1日でも早く覚えようと人一倍努力をしたつもりです。言われたことをメモして次の日に実践もしました。しかし
この仕事はね。ここをこうしてこうするの。
分かりました!ありがとうございます!
メモメモ…
よーし!教えてもらったこと実践するぞ!
そんなやり方しないでちょうだい!!
すみません汗
(Aさんに教えてもらったのにな。汗)
しらんぷり。
こんな理不尽を受けたのは産まれて初めてでした。
教え方ややり方も統一されていないことが多く、それぞれが思い思いに仕事していることが多いので、新人はいじめの的。
思い出すと今でも暗い気持ちになります。
2 年上だけど部下

若い人が自分の上司になったら面白くない人が大多数でしょう。
この管理栄養士という職場はそれが日常なのです。年配の方の上に資格を持った新人がポンと入る。
そりゃあ、面白くないでしょうね。汗
あなたみたいな若い子に指導できるの!?
今までの私たちの努力が水の泡になっちゃう!
お気持ちは分かります。こんな要領悪い奴が上司になったらってところもあるでしょう。ゆめペンに非がないとは言えません。
しかし、この職場は「若いくせに」と言われやすいと思います。
やっぱり経験て大事ですよね。
3 給料格差が激しい

調理員さんは大体パートさんです。ゆめペンみたいなぺーぺーなんかよりも給料安いことが多いです。そこがまた攻撃対象となります。
私は大学出て資格を取って働いているので当たり前なんですが、舞台は狭い職場の中。
あんたより何十年も多く働いているけど給料はあんたより少ないのよ!
すみません。大学出て資格取ってすいません。汗
そんな風に考えたこともありました。完全に病んでましたね。
4 基本仕事は教えない

管理栄養士の仕事の中には栄養指導もありますが、人手の足りない職場が多いため、食事提供にも駆り出されます。
現場は時間が命!時間内に食事を必ず提供しなくちゃならないのです。
そんな現場ですから、教えてる余裕がないのはわかります。なので、配置初日だからと言って容赦しません。誰も教えません。笑
大学で学んできたんだから分かるでしょ!
早くやって!!
ええ!?汗
いや、わかりません!!まな板の位置も鍋の位置も大学では教えてくれませんから!!
教えてくれたとしても、人によってやり方が違うので他の人には怒られたりして落ち込みます。
あのー、Aさんにはこんなやり方をするように言われたんですが、、、
なんて言った日にはもう大変!
翌週まで口聞いてくれない人もいました。汗
プライドを傷つけないようにするのは大変です。
5 感情表現がストレート

今のご時世、キャリアアップを重ねて転職をする方も珍しくありません。自分のやりたい職種についてとことん勉強して給料も上がっていく。あたりまえのことですね。
私も管理栄養士になりたかったんだけどね。丁度結婚が重なって勉強することができなかったのよ。
苦労されたんですね。
だから、あなたには仕事教えないことにしたの。管理栄養士だもの。
なんですと!?
そんなこと言われたこともありました。理解できません。
世の中にはいろんな方がいますが、自分が管理栄養士になれなかったという理由で仕事を教えない方に会ったのは初めてでした。
なぜか、この職場には怒りとか嫉妬をストレートに表現する方が多いような気がします。
6 管理栄養士は施設に一人

給食センター、大規模施設、病院などは管理栄養士が2人以上いますが、中規模以下の施設には原則一人です。
管理栄養士は国家資格であるため、基本給はそれなりに高いので企業側も多くは雇えません。
中規模以下の施設では基本一人で運用していることが多いです。
問題が起きたら責任は管理栄養士が一人で取らなければなりません。
調理員が悪かろうが責められるのは管理栄養士です。当たり前のことでしょう。それが管理者というものです。
しかし、しかしですよ。前職のない大学卒業仕立てのペーペーがいきなり責任者になってしまっていいのでしょうか。
人手不足って怖い。
7 管理職は孤独

どんな辛いことがあっても、共に戦ってくれる人がいれば人は戦えると思います。
先ほど言ったとおり、職場には大体一人の管理栄養士しかいません。
常に孤独な戦いをしていると、変な考えが頭を横切るときもあります。
管理栄養士として働いていたころは、帰ってきては夫に愚痴ばっかり言っていました。
あの頃のゆめペンは、鬼気迫るものがあったわ。汗
あの頃は本当にギリギリだったの。
付き合ってくれた夫には悪いですが、愚痴を言っても同じ経験をしないと分かってもらえません。
同じ職種で働く友達や、複数の管理栄養士が働く職場をおすすめします。
同年代の人がいるってことはとても大事です。
年齢差があると愚痴を言いあったり、仲良くなったりすることは難しいですからね。
8 施設長と調理員の板挟みになる

どこもそうでしょうが、現場を知らない上役の方はいます。無理なお願いをしてくる事もあるでしょう。施設をより良くしたい思いは当然ですから。
しかし、全てに応えていたら現場が回らないのも事実。
入居者の方のために給食に必ずデザートを付けてあげて。予算はそのままで。よろしくー!
デ、デザートですか??わかりました。
(予算に余裕ないからなー。相談しよう。)
あんたバカじゃないの!?
できるワケないでしょ!!!
こんな感じです。相談とかできません。
施設長も現場のおばちゃんも両方
「何とかして!」
皆さん絶対曲げてくれませんでした。
ですが、ゆめペンも好き放題言われて黙ってられません。
反撃もしてみましたが、いいことはありませんでした。
考えた末、自分じゃ無理だから互いに協議させたこともありました。その場では施設長の言うことをみんな聞きますが
さっきは施設長の前だからああ言ったけど、やっぱりおかしいと思うの。ゆめペンさんから施設長に言っておいて!
ハイ(そりゃないよー。泣)
そんなこんなで3度職場を変えて働きましたが、どこも似たような状況でした。そして管理栄養士として働くことをやめました。
ゆめペンは不器用だし自分の意見をはっきり言えないところがあるので、言いやすいところがあるんだと思います。
何度でも言いますが、管理栄養士の仕事を否定している訳ではありません。
ゆめペンと同じような性格をしていて、これから管理栄養士として働こうと思っている人のためにこの記事を書いています。
これから管理栄養士を目指す人へ

管理栄養士は大変な職場が多いように感じます。
特に人間関係に悩むことが多いでしょう。
ですが、この記事を読んでもまだ戦地(職場)に向かえるあなたならきっと大丈夫。
あなたはそれだけでゆめペンより強い方です。
でも、本当に辛いときは逃げていいんだからね。
疲れた心の休め方

ゆめペンが落ち込んで具合が悪くなりそうなとき、知人から言われた言葉があります。
「休むというのはただ寝るのとは違う。好きな映画を見たり、好きなお菓子を食べたり、気の向くままにドライブしたり、好きな事をやることであって、やりたくないことをやる事じゃない。」
当時のゆめペンはすごく心に響きました。
心身が疲れ果ててもただ寝るだけじゃ心は回復しません。
好きな人と過ごす時間であったり、趣味に費やす時間だったりが心を癒してくれます。
そして自己肯定感を持つようにしましょう。
少なくともあなたの下にはゆめペンがいます。
それを忘れないでください。
いま、職場から逃げ出したいときは

まさに今働いている方で、転職を考えている人は転職エージェントを活用してみましょう。
転職サイトでは、求人に応募、面接、待遇交渉を全部自分でやらなければなりません。
しかし、転職エージェントであれば専属のエージェントにスケジュール管理をしてもらったり、給料の交渉に入ってもらえたりします。
ゆめペンも転職を考えていたときにお世話になりました。
今の自分が社会からどう評価されて、どういった転職先があるのかも示してくれます。
もう耐えきれない!となったときに逃げる場所を作るためにも、今の自分を客観的に評価してもらい、どんな転職先があるのか把握しておきましょう!
苦手な人が必ずいるように、力になってくれる人も必ずいます。
少しでもお役に立てたらうれしいです。
あなたがいい職場に巡り合えますように。
今日も見て下さりありがとうございました!