こんにちは!ゆめみるペンギンです。
今回の記事は、摂食障害についてです。
ゆめペンは高校生の頃から、かれこれ10年近く摂食障害で悩みました。体形を気に始め、カロリーを計算して食事をする毎日。時に狂ったように過食を繰り返す、そんな生活が長く続きました。
今は、だいぶ克服できましたが当時は辛かったです。
そこで今回は、摂食障害の体験談と自力で克服した方法について書きました。
摂食障害で悩む方へ、この記事を読んで少しでも心が軽くなっていただけたら嬉しいです。
摂食障害とは

摂食障害には、拒食症と過食症の2種類があります。
拒食症(神経性痩せ症)とは
では明らかな痩せとはどのようなことを言うのでしょうか…
成人ではBMIが15未満を明らかな痩せと言います。
BMIは以下の式に当てはめて計算できます。あなたはどうでしたか?
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
BMI
18.5以下 → 「痩せ」
18.5以上25.0未満 → 「ふつう」
25.0以上 → 「肥満」
※痩せ(BMI18.5以下)の分類はコチラ
軽度:17~18.4
中等度:16~16.9
重度:15~15.9
最重度:15未満
過食症(神経性過食症)とは
摂食障害の国内患者数はなんと20万人。特に10代から20代の女性に多くみられます。
誰にでもなりうることです。自分を責めないでくださいね、あなただけじゃありません。
摂食障害 体験談

では、初めにゆめペンの摂食障害の体験談を書かせていただきますね。
ちょっと長くなっちゃったので、先に結論を言います。
ダイエットのために過度な食事制限をし拒食症に
⇩
ダイエットのストレスで過食症になり、拒食と過食を繰り返す
克服方法を早く知りたいって方は、体験談は飛ばして下さいね。
きっかけ
中学時代まではかなり地味(今も地味だけど(笑))だったゆめペン。どうしても高校デビューとやらをしたくて、自宅から電車で1時間の県外の高校へ通い始めました。知り合いがいなければデビューしても恥ずかしくない!って思って。
(もちろん、将来の夢を叶えるために選んだ高校でもあります。)
電車で1時間とはいえ田舎の地元とは違い、都会的な場所にある高校で制服も一風変わったお嬢様風でした。女子7割くらいの高校です。
そこで、同じクラス・学年の子たちを見てゆめペンは衝撃を受けたのです!!!
みんな細くてかわいい❤
(変態じゃないよ!)
ほんとに、かわいい子がたくさんいたんです。のちにモデルになった子もいるとか?(聞いた話)。
まぁ、顔は変えられないけど少しでも皆みたいになりたい!と、多感期である高校生のゆめペンの心に火が付きました。
中学生の頃までかけていた眼鏡をコンタクトに変え、しばっていた髪を下ろしてストレートパーマをかけ、通学バックを少しデコって、軽めのお化粧をして……………
しかし、いくらおしゃれをしても細くなきゃ可愛くないと思ったのです。細くないと制服が似合わない、みんな自分より細い人ばかり、ぴちっとした体育のジャージを着こなしたい。
そこで高校1年生の6月、生まれて初めてダイエットを開始します。
運動と極端な食事制限
ゆめペンの当時の体形は自分で言うのもなんですが、当時は気にしていたけど別にデブではないです(笑)
身長155cm53㎏程度。BMIもふつうです。
でも、まわりは40㎏代の子ばかり。自分はぽっちゃりな方でした。
そこで、40㎏代を目指して運動と食事制限を開始します。
- 毎日必ず5㎞走る
- 休みの日は10㎞走る
- 毎日必ず腹筋をする
雨の日は、車2台収容可能な車庫の中を1時間走っていました。
何が何でも毎日必ず運動しないとダメ!!と自分に無理をしていて、もともと運動が好きではない私は走ることがだんだん苦痛になっていました。毎日、嫌々走っていた感じ。
それに加えて、過度な食事制限も始めます。
食べることが大好きなゆめペンですから、それはそれはつらいものでした。
- 甘いものは禁止
- 朝昼晩のメニューを決めて毎日同じものを食べる
- 夜は基本野菜のみ
- 1200㎉以内におさえる
- 18時以降は一切食べない
友人との付き合いで甘いものを食べる日もありますよね。付き合いならもちろん食べますが、そういう日は夕飯を抜きにしていました。
また、毎食カロリー計算をするのが面倒なので、あらかじめ栄養バランスの良いメニューを作っておき、毎日毎食同じものを食べていました。
そして、18時以降は何も食べない徹底ぶり。部活などで帰りが遅いときは、カロリーメイトやソイジョイを学校で食べて夕飯は終わりにしていました。
普段家で夕飯を食べるときは、野菜のみ。茹でたキャベツをたっぷり食べる、それだけです。
高校2年の春45㎏に
辛い食事制限と運動でようやっと45㎏達成!!
(きっと最初で最後(笑))
45㎏になって、当時はほんとに幸せでした。
会う人みんなに、
痩せたね~!すごい変わった!綺麗になった!全然違う!
同級生にも、○○ちゃんだと思わなかったよ、びっくり!
みんな褒めてくれるのです。
痩せるだけでこんなに褒めてもらえるんだ、もっと頑張ろう!と思いました。
ジムで1000㎉消費
大学生の頃、近くにスポーツジムができたのをきっかけにジムに通い始めました。
大学の授業の合間にジムで運動をし、1日3回以上行って運動したこともありました。
そしてジムには、消費カロリーが表示されるマシンが数多くありますよね。そのため消費カロリーをかなり意識し始めました。
決めた目標消費カロリーは1日1000㎉必ず消費するということ。
毎日、1000㎉消費しないと気が済まなくなってしまいました。
ランニングマシンで1時間走って500㎉消費×2セット
もしくは
ランニングマシンで1時間走ったあと、エリプティカルのレベルマックスで30分など。
かなりきつい運動をするようになります。
食事もほとんど野菜しか食べない生活でした。
毎日ふらふらになるのが快感という、危険な状況に。
過食の始まり
(運動を頑張っても食事を制限しても、体重がなかなか落ちないストレスを感じるようになっていました。)
野菜しか食べない生活をしていた中、家にあったアイスをどうしても食べたくて、ついに手が出てしまいます。
アイスを一1つ食べたことがきっかけとなり、「もう1個」…と、セーブがきかなくなってしまったのです。「アイス食べちゃったし、もう今日はルールを破る日にしよう、今日だけね!」と自分に言い聞かせて、今まで我慢して目をそらしてきた家にある食べものを片っ端から食べ進めていきました。
ごはん、ラーメン、パン、アイス、チョコレート、ポテトチップス…
当然お腹がパンパンで気持ち悪くなります。そして自己嫌悪に陥ります。
一度食べてしまうと歯止めがきかなくなってしまい、次の日もまた次の日も制限なく食べ続けていました。
気づくと、コンビニやファーストフード店、和洋菓子店をはしごして、食べたいものをカゴいっぱいに買って車の中で食べる。そんなこともしていました。
過食するのは今日で終わり!と思っても、なかなか辞められません。一度スイッチが入ってしまうと辞められないんですよね。これが過食症のこわさ。かと言って太ることも怖いし、どうしたらよいかわからなかったです。恥ずかしくて誰にも相談できない自分もいました。
過食というのは、体が望んでいない事です。その時失ったものを取り返すには逆のことをするのが自然現象、ですから行き過ぎた拒食をします。そしてその反動でまた過食をする。その繰り返しです。
以上が体験談になります。
長いのに最後まで読んでいただきありがとうございました。
摂食障害 克服方法

続いて克服方法についてです。
ゆめペンは自力で直しましたが、10年かかりました。
病院に行っていればもっと早く治っていたと思います。
自力で直す方法をこれから述べますが、もちろん無理はしないで病院に行くこともおすすめします。
カウンセリングを受けたり薬をもらえば、症状や気持ちが少しでも早く緩和されるはずです。
病院へ通いながら、自力で直す方法を取り入れていけばよいと思うので、良かったら合わせてお読み下さいね。
自分を甘やかせる
摂食障害になりやすい人は、自分に厳しくまじめな人が多いです。とても素敵なことだと思います。
しかし、自分に少し厳しすぎるんだということに気づいてほしいです。
ゆめペンも、自分は絶対痩せるべき、ジムで1000㎉消費しなければならない、野菜しか食べてはならない、というルールを作っていました。
どう考えても厳しすぎです。
赤信号を出している自分に気づいてあげましょう。
痩せなくたっていい、ジムでゆる~く歩く程度でいい、ほんとに食べたいものを書き出してそれを食べればいい。
今、~しなければならない!というルールを作っているなら、そのルールを甘くしてみて下さい。すごく気持ちが楽になります。克服への大きな一歩になりましたよ。
友人や家族に相談する
自分が摂食障害だと言ったらみんな離れていくのではないか、むしろ恥ずかしくて言えないという自分のプライドもあり、周囲に相談しにくいですよね。
ゆめペンもそうですが、摂食障害になりやすい人というのは自分の殻に閉じこもってしまう人が多いのです。
摂食障害を克服するためも、勇気を出して自分自身のことを人に話してみましょう。話すことで自分の存在を肯定されたという安心感も得られます。
気持ちをオープンに、自分を飾らず正直に話してみる。自分の殻を思いきって破っていきましょう!!この一歩がとても大切です。
ゆめペンも友人に思い切って話してみたところ、なんとその友人も摂食障害で悩んでいたようです。お互い話せず悩んでいたんですね。同じ悩みを持つ仲間がいると心強いものです。
また、過食をする時は隠れて食べる場合がほとんどです。家族に話し理解を得てもらうことで、隠れ食い防止にも繋がります。家族の協力が必要です。克服するためにも、摂食障害について理解してもらいましょうね。
周囲の目を気にしない事
拒食症になる理由は様々ですが、痩せたい願望から拒食になる人がほとんどです。
太っていると可愛くないんじゃないか…
しかし、自分が思うほど他人はまったく気にしていないのです。
皆、自分のことでいっぱいいっぱいです。他人の体形を見て考えてる余裕なんてありません。一瞬で忘れます。そんなものです。
自分は太っている、と思っても他の人から見たら太っていないかもしれないですよ。
人の目を気にして皆が思ってもいない事を、気にしていてはもったいないです。
ありのままの自分でいる
例えば好きな異性に、痩せなきゃ付き合わない(結婚しない)と言われたことがきっかけで摂食障害になったのなら、それは素直に受け止めることありません。
そんなことを言う人と一緒になっても幸せになれません。
友人関係にも当てはまります。太っている理由から仲間外れにされたのなら、自分が無理をしなければ付き合えない関係なんて大切にする必要なんてありません。
ありのままの姿を受け入れてくれる人といるのが幸せです。
誰かに言われたから…それで自分自身を責めて無理をしているなら、もう一度自分を見つめて下さい。
ありのままの自分を大切にしてくれる人は、いくらでもいます。
過食しそうになったら別のことをしてみる
過食しそうになったら一旦深呼吸です。そして思い切って、違うことに目を向けてみましょう。
例えば、過食しそうになったら外に出て散歩してみるとか、好きな映画を見るとか。
泣いたり笑ったりすることも効果的なので、泣ける(笑える)映画を借りに外出したりもいいですね。
やりたいことをリスト化しておいて、過食に走りそうなときにやってみましょう。
まとめ

いかがでしたか?
摂食障害は必ず治ります。
まずは、無理のない程度に行動に移してみましょう。
- 自分を甘やかせる
- 友人や家族に相談する
- 周囲の目を気にしない事
- ありのままの自分でいる
- 過食しそうになったら別のことをしてみる
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ゆめペンでした!
アイア~(またね!)
明らかに痩せていても本人は以上と感じず、痩せるために極端な食事制限をすること。さらには、痩せているのに活発に活動することが多くみられる。